本日はお洋服についての細かいお話を。
WHOLEGARMENT
etoile dousでもほぼ毎シーズンどのメーカーさんかが提案してくれている人気のニットウエアです。
WHOLEGARMENT<ホールガーメント>とは、SHIMA SEIKIが独自に開発した世界初のホールガーメント横編機によって編成された、無縫製ニットウェアのことです。
通常のニットは、前身頃・後身頃・両袖といったパーツを、別々に編成して縫い合わせることによってできていますが、ホールガーメントは、一着まるごと編み機から直接、立体的に成型するので縫い目がなく、すっきりしたシルエットや快適な着心地がえられます。
従来のニットウェアは縫い代のごわつきがあり、肌が弱い方には大きな負担でしたが、シームレスのホールガーメントでは、ごわつきや無理なツッパリもなく、体に自然に寄り添ってくれるのでニットを快適に着て頂けます。
パーツごとに特長を見ていくと
- 肩=立体的に編成することで、肩のラインが体にフィットし、自然な着心地が得られる。
- 身頃=前身頃と後身頃をつなぐ縫い目が無く、シルエットがすっきりする。また、立体成型によりドレープもキレイに表現される。
- ネックライン=編み込まれたネックラインや衿元により、上品で洗練された製品に仕上がる。
- 脇=縫い目がなく、従来のニットウェアのごわつき感が解消される。
ホールガーメントは、あらゆるモノを立体的に包み込むことができるので、従来の編み機ではカタチにできなかった個性的なデザインもカタチにすることができるようになりました。具体的には、薄さと軽さ、美しいドレープを全て兼ね備えたドレスなどもホールガーメントでは実現できます。
少し違った側面も
従来のニットウェアは、パーツを組み合わせて縫い付けるため、生地を裁断した後に必ず廃棄されてしまう端布がでます。
それに比べホールガーメントは、一着丸ごと生産されるため、必要最小限の素材でデザインを形にでき、原料の無駄がありません。
これは、特に現代社会では無視できない『地球環境に優しい』という点で社会貢献にもつながっています。
ホールガーメントの理想
ニットに体を合わせるのではなく、体に合ったニットを作るという発想。
体に合わないものを無理して着るのではなく、人それぞれに応じたカスタマイズをしていく。
ホールガーメントの完成形はそういったところにあるように感じます。
etoile dous
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