先日ご紹介いたしましたこちらのTシャツ
le chanterのTシャツで毎年人気の【siropremium（サイロプレミアム）】という生地についてお話させて頂きます。
毎年暑さがピークの夏のシーズンに一番人気のカットソー素材で、綿素材では表現しにくい適度なハリと落ち感を表現してくれています。
おおまかに
原料は、高品質の超長綿⇒それを絶妙な番手に仕上げながら強撚タッチに撚糸を行い⇒ガス焼する
・・・何のことか分からないですよね。自分もさっぱりでした。
siropremiumの原料
先ず、原料の超長綿ですが綿花の繊維の平均の長さが35mm以上の、上質な綿のことをいいます。
超長綿の生地は、『なめらか＋しなやか＋光沢＋丈夫』というのが特徴で、高級綿生地とされています。
これは、
①綿花の繊維は、長いほど、細くなり、手触りも良く、糸にすると反射率が高いため、光沢がでる。
②繊維が長くなると、糸をつぐむ際、つなぎ目が少なくなるので、強い糸に仕上がる。
こういった理由から⇒超長綿の糸で織られた生地は、『なめらか＋しなやか＋光沢＋丈夫』な高級綿生地となります。
撚り糸
この超長綿を絶妙な番手（曖昧ですが、上品な細やかな仕上がりを前提とした、透けづらいある程度の肉感のある細さ）の糸に仕上げながら強撚タッチに撚糸を行います。
繊維をねじらせあって一本の糸を作るのですが、その工程で撚りが強ければ強いほど繊維は強度を増します。この強い撚りで作ったモノを強撚綿といい、汗などの水分を吸収・乾燥させやすく、吸湿性と速乾性に優れているため、夏に快適なシャリ感を出せます。それだけでなく、強撚糸の繊維は丈夫なので毛羽立ちが少なくなり、肌との接触が減るので肌ざわりがサラサラになります。
ガス焼
そして最後に、ガス焼という工程で極限まで毛羽をそぎ落とし、クリアーな表面を作り出します。またそれを行うことで、着用後洗濯を繰り返しても従来のカットソー素材と比べ毛羽立ちが少なく、着用後も風合いを損ないにくくなっています。
以上のような工程で仕上げられたカットソー。梅雨～夏にかけて肌離れも良く涼しいオススメの素材です。
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etoile dous
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